上手な車検の頼み方

  1. 車検証と自動車納税証明書を用意しましょう。
  2. 整備に対する要望を詳しく伝えましょう。(整備の内容、 特に見てほしいところ、調子の悪い ところ、気になる音がするところ等) 車は口をきくことができません。車の健康状態をドクター(メカニック)に話すのは、ドライバーのあなたです。
  3. 必要となる整備内容を説明してもらいましょう。
  4. 概算見積書を交付してもらい概算の整備金額を教えてもらいましょう。 (点検料、整備技術料、部品油脂代、税金諸費用など具体的な料金を内容別に説明してもらいましょう。)
  5. 点検の結果、追加整備を行う必要が生じた場合は、事前に追加整備の必要な理由と費用を連絡してもらいましょう。
  6. 車検が終了したら、定期点検記録簿に基づく整備内容を説明してもらいましょう。
  7. 請求書を作成してもらい、整備料金の内訳を項目別に説明してもらいましょう。
  8. 交換部品を見せてもらい、交換理由を説明してもらいましょう。
  9. 整備保証書を交付してもらいましょう。以上の事柄に注意して車検をたのみましょう 。きっと満足できることと思います。 また、メカニックとはいろいろな会話をして理解を深め、お互いの信頼関係を築いておきましょう。

只今ご説明致しました方法は、国の認証を受けた「てんけん君の整備工場」で車検を受ける場合のたのみ方です。

車検料金の仕組み

 

基本点検料 法定点検及び保安基準に適合しているかどうかの検査(安全確保のための基本点検・検査料金)
整備技術料 定期点検の結果必要となった整備及び部品の交換など(車の使用状態・走行距離によってかわります)
検査手続代行料 車検証の交付手続きの代行
自動車重量税 税金
自賠責保険料 加入義務付の損害賠償保険
検査申請印紙代 継続検査申請手数料

整備付車検との比較

次にユーザー代行車検についてふれてみましょう。

整備付車検 ユーザー車検
基本点検料
整備技術料
検査手続代行料
自動車重量税
自賠責保険料
検査申請印紙代

ユーザー代行車検とは、代行業者がユーザーの皆様に代わって国の検査場で車検を受けることをいいます。代行業者は整備事業者ではありませんので、一般的に車検の際に、保安基準に適合させる為の検査をすることはあっても、クルマの整備を実施することはありません。従いまして、料金も上図のような構成になっております。

ですから、定期的に点検整備をおこなっていないと、車検に合格したといっても、その直後に トラブルが発生するケースもあります。ユーザー代行車検合格後に、何らかのトラブルが発生して整備工場に入庫したクルマを調査した結果、3か月以内に入庫したケースが50%、その半数がブレーキ関係のトラブル となっており、中には整備費用を通常の2~3倍支払った事例もあります。「故障した後での整備」というものが、一概に費用の負担の軽減にはならないということを示しています。これに対して整備工場は、クルマの状態を点検し、点検の結果、必要となった整備を実 施し、安全面、公害防止面を十分に確認したうえで車検をうけるという違いがあります。

このように、『整備技術料』と『基本点検料』の部分が行われない為格安となっているわけです。
車検と点検整備と安心。

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